専門医による歯周病治療について

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専門医による歯周病治療

専門医による歯周病治療

「歯の痛み」「歯ぐきからの出血」「口臭」など、患者様からお伺いした症状だけを治しても、根本的な解決につながりません。歯周病治療では、一口腔単位での総合的な診療が求められています。

さいたま市の「たぼ歯科医院」には歯周病指導医・専門医をリーダーに、一般歯科医、口腔外科専門医、インプラント専門医、歯科矯正専門医、歯内療法専門医、歯周病認定医、歯周病歯科認定衛生士、歯科技工士など、各エキスパートがチームを組み、それぞれの専門性を活かした高いレベルでの総合的な診療を行っています。

当院では、数年後、そして10年20年先の健康を見据えた総合的な歯科医療のご提供が可能です。歯周病治療をはじめ、お口のお悩みはお気軽にご相談ください。

歯周病専門医とは

歯周病専門医とは

歯周病専門医の資格を取得するためには、まず症例の提出と筆記試験を受け、「歯周病認定医」に合格しなければなりません。そして歯周病認定医となった後の2年間で、臨床経験など10症例の症例を提出し、症例発表に合格することで歯周病専門医になれます。

また、歯周病専門医になると5年ごとに資格を更新するため、臨床経験や学会参加を通して、日々新しい治療法の研究や薬の開発などについて歯周病の知識を深めていかなければなりません。

このように取得も継続も難しいということもあって、日本では2017年現在で約1,200人、全体の歯科医師のうち約1%程度しか合格していない資格です。

当クリニックの院長は「歯周病専門医」「歯周病指導医」でもあり、歯周病などで失われた骨や歯ぐきを元の状態へ修復させる「再生療法」をはじめ、高度な外科治療を行うことができます。

歯周病専門医とは

一般的な歯周病の治療では、「医師が歯石を取り、歯科衛生士が掃除して終わり」といったケースもあります。しかし、それだけでは歯周病が改善せず、さらに悪化してしまったケースでも、当院では適切に処置可能なのです。

また、当外来では歯周病専門医を筆頭に、各分野のスペシャリストによるチーム医療で、1人ひとりに合わせた歯周病治療を行っています。

日本歯周病学会専門医の条件

歯周病専門医とは、「5年間研修施設で研修し、専門的な歯周治療の知識と技量をマスターした上で専門医試験に合格した認定医」と定められています。(引用:特定非営利活動法人日本歯周病学会HP)歯周病専門医の資格取得には以下の条件を満たすことが必要です。

  • 1.日本歯周病学会指導医のもとで通算5年以上の歯周病学に関する研修と臨床経験を有するもの、および、これと同等以上の経験を有すると認められたもの
  • 2.通算5年以上の日本歯周病学会の学会員である者
  • 3.申請時に教育研修単位を50単位以上習得した者(学会発表や論文発表をしていること)
  • 4.歯周病専門医試験に合格した者

歯周病専門医の資格は5年ごとに更新する必要があります。つまり、常に最新の歯周病に関する知識と技術の研鑽をしなければ資格を維持することができないのです。

歯周病専門医・指導医の違いとは?

歯周病専門医と認定医は名前は似ていますが、取得条件に大きな違いがあります。
専門医の資格は大学病院にて最低5年の研修を受け、口頭試問、筆記試験、プレゼンテーションをパスしなければ取得することができません。一方、指導医は専門医になってからさらに7年経過すると指導医の受験資格が得られます。
各地域での指導的な研修を行い、日本歯周病学会の認定医および専門医を養成する役割を果たします。名前は似ていても、実はレベルにはかなり差があるのです。

専門医
5年以上、あるいは認定医取得後2年以上研修施設で研修して、専門的な歯周治療の知識と技量をマスターした上で、専門医口頭試問、症例プレゼンテーション試験に合格した歯周病学会員。
10症例の症例書類診査が必要。

指導医
専門医登録後7年以上の学会歴および歯周治療の経験を有し、認定医・専門医教育講演に5回以上出席している。
また、学術大会または認定医・専門医教育講演または学会臨床研修会において2回以上筆頭発表者として症例発表している。

歯周病専門医・指導医の違いとは?

※特定非営利活動法人 日本歯周病学会より引用(http://www.perio.jp/

歯周病研修施設について

歯周病研修施設について

「歯周病研修施設」は、おもに大学病院や個人医院などにあり、決められた条件を満たし、日本歯周病学会から「歯周病研修施設」として認定された大学病院や個人医院のみ名乗ることができます。

最近普及しているインプラント治療において、世界的には歯周病専門医が治療を担当することが一般的です。インプラントのより安全かつ確実な治療結果、そしてその長期的な安定を実現するため、「歯周病専門医の知識とテクニック」が求められているのです。

歯周病研修施設について

そのためにも「歯周病研修施設」は、多くの認定医・専門医・認定衛生士の方々の学びの場として注目されています。当院は、日本歯周病学会の専門研修施設として認定され、歯周病に関する圧倒的な知識と経験が備わっている施設です。

当院では、日本の歯周病専門医・認定医を志す歯科医師に向けて教育や研修の機会を設けるだけでなく、これらすべてを患者様のために行うという強い意志のもと、日ごろの治療に励んでいます。

研修施設の条件
  • 指導医が最低1名以上在籍している
  • 歯周病学に関連する課題について定期的に教育、研修が行われている
  • 教育研修の実施に必要な設備を有している
「指導医」の役割

「指導医」の役割

  • 日本歯周病学会認定医・専門医・認定衛生士を志望するものの指導
  • 地域歯科医療における歯周病学の指導
  • 定期的に手術の実習を行っています

初診時に行うこと

当院では、初診時に主訴だけをお伺いし、いきなり治療を始めるようなことは行っておりません。もちろん応急処置が必要な場合には適切な処置を行いますが、初診では、様々な説明や検査を行います。

  • 問診票記入
  • 説明用ビデオ
  • 問診
  • 歯周病の検査
  • 口腔内写真撮影
  • レントゲン撮影
  • 応急処置
  • 歯科衛生士の紹介
  • 歯科衛生士からのブラッシング指導
  • 診療体系の説明
  • リスク検査
  • パンフレットの紹介
  • セミナーの案内

初診時に行うことがたくさんあり、一見「大変そうだな」と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、その場限りの、ただ単に痛みを取ったり、削って詰めたりというような治療では、再治療を繰り返し、あるいは知らないうちに歯周病が進行して、やがて多くの歯を失ってしまうというようなことにもなりかねないのです。

つまり、最終的なゴールを「一生健康な歯で食べていけること」に置いた場合、初診時に行うこと、そしてそれに基づいた治療計画を立て、治療を進め、最終的にメインテナンスに移行していくことが、もっとも大切になります。

数年後、さらには10年、20年先の健康を見据えた治療を

数年後、さらには10年、20年先の健康を見据えた治療を

当院で大切にしていることは、数年後、さらには10年後20年後の健康を見据えた治療です。そのため、保険・自費にこだわるのではなく、治療に対して妥協することなく、最良と考えられる治療を提供するというスタンスでご提案を行っています。数年後、そして、10年後20年後の健康を考えた、総合的な歯科医療を提供しています。

専門医、歯科医師、歯科衛生士によるチーム医療

専門医、歯科医師、歯科衛生士によるチーム医療

当院では、専門医を筆頭に、その指揮の元、歯科医師、歯科衛生士がチームを組み、総合的な診療を行っています。
全てを一人の医師が行うということよりも、それぞれの得意分野を生かしながら、専門医の指揮のもとにより高いレベルでの総合的な歯科医療を提供する体制を敷いています。

エビデンスに基づいた治療の提供

エビデンスに基づいた治療の提供

歯周病には様々な治療法があります。しかし、中には長期的な臨床結果や化学的根拠など、「エビデンス」の確立していない治療法も少なからず見受けられます。
当院では、たとえ画期的と思われる方法であっても、エビデンスのない治療を提供することはありません。
当院では、厚生労働省や歯周病学会などのガイドラインを守り、エビデンスの確立した治療を提供してまいります。

進行度別の治療方法

歯周病の治療は、ただやみくもに行うものではありません。歯周病の進行状況に合わせた適切な治療が必要となります。

プラーク(歯垢)の染め出し

TBI(ブラッシング方法のレクチャー)

毎日ブラッシングしている”つもり”でも、意外と磨き残しがあります。染め出し液を使って、磨き残しを見える化し、ブラッシングのクセを把握します。

TBI(ブラッシング方法のレクチャー)

TBI(ブラッシング方法のレクチャー)

「TBI」とは「トゥース・ブラッシング・インストラクション」の略で、歯科衛生士などによるブラッシング指導のことです。当院では、必要に応じてブラッシング指導を行っており、軽い歯肉炎の場合は、正しいブラッシングで改善されるケースもあります。

毎日ご自身で行うブラッシングは、むし歯や歯周病を予防するために欠かせない要素です。自分ではきちんと磨けているつもりでも、薬剤で歯を染め出せば一目瞭然。ほとんどの方が、プラークを残してしまっています。

正しいブラッシングを身につけることで、プラーク(歯垢)をできる限り除去することができ、歯周病症状の改善につながるのです。

スケーリング(歯肉縁上の歯石除去)

スケーリング(歯肉縁上の歯石除去)

プラーク(歯垢)を除去するために、毎日ブラッシングを行いますが、ブラッシングをしないまま過ごしてしまうことや、あるいはブラッシング時の磨きグセによって、どうしてもプラークの磨き残しが発生してしまいます。

磨き残したプラークが歯石に変わると、ブラッシングだけでは取り除けません。歯石は表面がザラザラとしていることもあって、より一層プラークが溜まりやすく、歯科医院での除去が必要になります。

「スケーリング」とは、スケーラーと呼ばれる専用の器具を使用して、歯肉縁上の歯石やバイオフィルム(細菌のかたまり)を除去する処置のことです。スケーラーには、超音波スケーラーや手用スケーラー、エアースケーラーなど数種類があります。

ルートプレーニング(歯肉縁下の歯石除去)

ルートプレーニング(歯肉縁上の歯石除去)

「ルートプレーニング」は、歯周ポケット内部の歯石や、歯根表面の汚染されたセメント質を専用の器具で除去し、歯の根(ルート)を硬く滑らかにする(プレーン)処置のことです。

実際に治療する際には、スケーリングとルートプレーニングにはっきりとした境い目はなく、スケーリングもルートプレーニングも一連の作業として行われます。このため、「スケーリング・ルートプレーニング(SRP)」とも呼ばれます。

中等度以上の歯周病では、歯肉縁下、つまり歯周ポケットの内部に歯石があることが多いものです。歯根面に歯石が付着すると、細菌の内毒素が歯のセメント質に浸透し、汚染セメント質となります。この状態で歯石を除去しても、歯肉が歯根の表面に再付着しません。

そのため歯石を取り除いてからルートプレーニングで汚染セメント質を除去し、歯肉の再付着を促します。歯根表面もツルツルにして、歯石が再付着しにくい状態にすることで、歯周ポケットのさらなる改善につながります。

歯肉縁上の歯石と歯肉縁下の歯石

歯肉縁上の歯石と歯肉縁下の歯石

歯石には歯ぐきより上に付着する「歯肉縁上」の歯石と、歯ぐきの見えない部分に付着する「歯肉縁下」の歯石の2種類があります。歯肉縁上の歯石は白または黄白色で、比較的やわらかいことが多く、1~2回で除去できることがほとんどです。

これに対して歯肉縁下の歯石は黒く、歯ぐきの中に付着し、歯面にこびりついているため、除去は簡単ではありません。歯肉縁下の歯石を除去するには、何度も通院する必要があります。

歯周外科

進行した歯周病では必要に応じて歯周外科処置を行うことがあります。

歯周外科の流れ

歯周外科の流れ

歯肉切除療法

歯肉切除療法は、歯肉炎や歯周炎による歯周ポケットが、歯周基本治療後にも残っている場合に必要となる治療法。また、降圧薬、免疫抑制薬、てんかんの薬などを服用している場合で、十分なプラーク・コントロールができていないと、歯肉が線維性に肥大してくることがあります。そのような場合も歯肉切除術が適応となることがあります。

  • 術前

    術前

  • 術中1

    術中1

  • 術後

    術後

  • 術前

    術前

  • 術後

    術中1

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    術後

組織付着療法

進行した歯周病では、歯周ポケットの奥深くに頑固な歯石が付着しています。歯周ポケットの奥は複雑な形になっていることが多く、スケーラーが届きにくく、歯石をしっかり除去することが難しい場合もあります。歯ぐきの奥のため、目視しながらの除去も困難です。

そのため歯ぐきを一度切開し、目で見て確認しながら歯石除去などを行います。この歯周外科処置を「組織付着療法」といいます。

  • 術前

    術前

  • 術前

    術中

  • 術後

    術後

歯肉弁根尖側移動術

「歯肉弁根尖側移動術(しにくべんこんせんそくいどうじゅつ」」とは、歯周ポケットを除去する外科的処置です。歯周ポケットを小さくすることで、プラークや歯石が溜まりにくく、歯周病になりにくい環境に整えます。

ただし、歯周ポケットを小さくする分、露出する歯根がむし歯になりやすくなるため、その後のセルフケアが非常に重要です。

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    術前

  • 術中

    術中

  • 術後2カ月

    術後2カ月

  • 最終補綴後

    最終補綴後

歯周組織再生療法

歯周病で失われた歯ぐきや骨などの歯周組織を再生することで、歯を抜歯の運命から守ることができる場合もあります。

歯周病が進行することで、歯を支えている歯根膜や歯槽骨といった歯周組織が失われます。一度失われた歯周組織は自然に元に戻ることはありませんが、失われた程度次第では、「歯周組織再生療法」によって組織の再生を促し、歯を保存することが可能です。

GTR法

GTR法

GTR法では、まず歯肉を切開して歯石を徹底的に除去し、歯周病菌に感染した歯根表面を除去します。その後「メンブレン」という膜を設置して歯周組織の再生を促す再生療法です。
エムドゲイン法

エムドゲイン法では、まず歯肉を切開して歯石を徹底的に除去し、歯周病菌に感染した歯根表面を除去します。その後「エムドゲインゲル」という歯周組織再生誘導剤を注入し、歯周組織の再生を促す再生療法です。

  • 術前 術前

    術前

  • 術中

    術中

  • 術前 術前

    術後

歯周補綴(ししゅうほてつ)

歯周補綴とは、重度の歯周病でグラグラになってしまった歯を被せ物(かぶせもの)で連結する処置で、歯の動揺を安定させる治療法のことです。

歯がグラグラしていると、咀嚼(そしゃく)にも不都合が生じてくるために、必要に応じて歯周補綴処置を行います。場合によっては、支えとなる歯を守るため、「フルブリッジ」を選択することもあります。

  • 術前

    術前

  • 術後

    術後

フルマウスディスインフェクション

「バイオフィルム」を機械的に除去することで歯周病菌を取り除くことはできますが、歯周病菌の一部は、血管を通じて体内に取り込まれ、そのまま体内で生息してしまう場合があります。このようなケースでは、抗生物質を投与して除菌する必要があります。

「フルマウスディスインフェクション」は体内の歯周病菌も除菌する方法です。プラークや歯石の徹底除去を行うのと同時に、抗生物質を内服します。

歯根分割術

上顎の奥歯は歯の根っこが3本、下顎の奥歯には歯の根っこが2本あります。「歯根分割術」では、状態の悪い根っこを除去し、残されたほうの根っこの健康維持を目指します。

  • 術前

    術前

  • 術中1

    術中1

  • 術中2

    術中2

  • 術後

    術後

やむを得ない場合の抜歯について

ときには抜歯も歯周病治療のひとつです

ときには抜歯も歯周病治療のひとつです

当院では、天然の歯を残すために最大限の努力を惜しみませんが、歯周病の場合、必ずしも歯を残すことがベストといえない場合もあります。たとえば、歯周病に侵された歯を残すことで、健康な歯にまで悪い影響を及ぼすようなこともあるからです。

また無理に歯を残すことで、歯を支える骨が大きく失われてしまい、その後、インプラントなどの治療もできなくなってしまう場合もあります。これらのことも考えて、専門医は適切な判断を行っています。

抜歯の判断は歯周病専門医まで

歯を残せるかどうか、歯を残すことで今後口腔全体の健康に良い影響をもたらすのか、悪い影響をもたらすのか、こうした判断は簡単ではありません。歯周病専門医は抜歯すべきかどうかについて、数多くの経験をしてきており、勉強もしてきています。

他院で抜歯をすすめられた場合、あるいは残すという判断をなされた場合、もしかしたらその逆の判断のほうがよいケースもあるかもしれません。

予後判定 抜歯の判断基準
Good
(良好)
予後が良好。
Guarded
(要注意)
予後悪化の要因をもつが現在は機能的な問題がない、あるいは軽度。
また治療によって改善の可能性があるものや、メインテナンスが可能。
Poor
(不良)
予後悪化の要因をもつ。
現在のところ機能しているが、メインテナンスが困難なもの。
Hopeless
(抜歯)
予後不良で、機能に問題がある。
要抜歯と判断される。
歯周病専門医によるインプラント治療

歯周病専門医によるインプラント治療

世界でもっとも患者数が多い病気としてギネスブックにも載ったほどの歯周病は、日本人が歯を失う原因の第1位となっています。実際のところ、インプラント治療を必要とされている方で、歯周病によって歯を失ったという方はとても多いことでしょう。

しかし、歯を失った根本原因である歯周病を治療せずに、インプラントをすることは避けなければなりません。なぜなら歯周病を治療せずにインプラント治療をしても、歯周病菌がインプラントの周囲に感染し、「インプラント周囲炎」を引き起こす可能性が高くなるからです。

一度インプラント周囲炎にかかってしまうと、その進行は、天然歯における歯周病とは比べものにならないほど早く、高い確率でインプラントが抜け落ちてしまいます。

しかも歯周病の方では、歯を失った部分だけでなく、他の残っている歯も歯周病というケースが多いものです。この場合、インプラント治療をしても、他の歯が感染源となりインプラントが長持ちする可能性は低くなってしまいます。

インプラント先進国であるアメリカの歯周病学会では、「インプラントは歯周病の専門医が行うべき」という考えが定着しています。このことは、インプラント治療の成功の可否が、歯周病治療と強く結びついていることを意味しています。

現在では日本国内においても、多くの歯科医院でインプラント治療が行われるようになりました。しかしそのすべての歯科医院が、歯周病治療とインプラントの両方に精通しているとは限りません。

インプラント治療を長持ちさせるには、一口腔単位で歯周病を徹底的に治療し、メインテナンスで封じ込めていく必要があります。だからこそインプラントを希望される場合は、歯周病専門医が在籍し、しかもインプラントに精通した歯科医院を選ぶことが重要になってくるのです。

専門医による骨造成
  • リッジプリザベーション

インプラントやブリッジなどの治療を行う前に、抜歯が必要とされる場合。
※骨吸収や歯ぐきの退縮を抑えることができます。

  • 術前

    術前

  • 術中1

    術中1(抜歯後)

  • 術中2

    術中2(6か月後、インプラント埋入時)

  • 術後

    術後

治療内容 抜歯を行った部分に骨補填材を注入し、コラーゲン膜で覆い縫合。6か月間の治癒期間後、骨が十分な硬さになったらインプラントを埋入します。
STEP01 抜歯

STEP01 抜歯

インプラントの周りの骨に負荷がかからないようにしながら、抜歯を行います。

STEP02 骨補填材の注入と縫合

STEP02 骨補填材の注入と縫合

抜歯を行った部分に骨補填材を注入します。その後、コラーゲン膜で覆い、縫合します。
※骨補填材が硬い骨になるまで6ヶ月の治癒期間を置きます。

STEP03 骨補填材の成熟

STEP03 骨補填材の成熟

骨が十分な硬さになったら、インプラントやブリッジなどの治療へ移ります。

  • GBR(骨移植術)

インプラントを埋め込む部位の歯槽骨の量が十分でない場合。

  • 術前

    術中1

  • 術中3

    術中2

  • 術中1

    術中3

  • 術中2

    術中4

  • 術後

    術後

治療内容 骨量が少ない部位に骨補填材を注入し、吸収性コラーゲン膜をチタンピンで固定し、その上から歯ぐきを覆うように縫合します。骨補填材が硬い骨になるまで6~9ヶ月の治癒期間を置きます。治癒期間が経過したらチタンピンを除去して骨の状態を確認し、インプラント治療へ移ります。
  • ソケットリフト

歯槽骨頂から上顎洞底までの距離が7mm以上あるが、インプラントを埋め込む骨の量が不足している場合など。

術前

術前術前術前

術中

術中術中術中

術後

術後術後

治療内容 人工歯根を埋め込む部位の歯ぐきを切開し、歯槽骨(顎の骨)に穴をあけます。人工歯根を埋め込むためにあけた穴から専用器具を挿入し、上顎洞粘膜を洞底部から剥離して挙上してできたスペースに骨補填材を注入します。人工歯根を埋め込み、歯ぐきを縫合します。骨補填材が硬い骨になり人工歯根と結合するまで4~6ヶ月の治癒期間を置き、インプラント2次手術へ移ります。
STEP01 埋入窩の形成

STEP01 埋入窩の形成

人工歯根を埋め込む部位の歯ぐきを切開し、歯槽骨(顎の骨)に穴をあけます。

STEP02 上顎洞粘膜の挙上と骨補填材の注入

STEP02 上顎洞粘膜の挙上と骨補填材の注入

人工歯根を埋め込むためにあけた穴から専用器具を挿入し、
上顎洞粘膜を洞底部から剥離して挙上してできたスペースに骨補填材を注入します。

STEP03 人工歯根の埋入

STEP03 人工歯根の埋入

人工歯根を埋め込み、歯ぐきを縫合します。
骨補填材が硬い骨になり人工歯根と結合するまで4~6ヶ月の治癒期間を置き、
インプラント2次手術へ移ります。

  • サイナスリフト

歯槽骨頂から上顎洞底までの距離が6mm以下しかなく、インプラントを埋め込む骨の量が不足している場合など。

術前

術前術前

術中

術中術中術中

術後

術後

STEP01 上顎洞側壁骨の除去と上顎洞粘膜の挙上

STEP01 上顎洞側壁骨の除去と上顎洞粘膜の挙上

歯ぐきの外側を切開して上顎洞側壁骨の一部をくりぬきます。そして、専用器具を挿入して上顎洞粘膜を洞底部から剥離し、骨補填材を注入するスペースを確保するために上顎洞粘膜を挙上します。

STEP02 骨補填材注入

STEP02 骨補填材注入

上顎洞粘膜を押し上げてできたスペースに骨補填材を注入し、切開した歯ぐきを縫合します。
※骨補填材が成熟し硬くなるまで6ヶ月の治癒期間を置き、インプラント1次手術を行います。

STEP03 人工歯根の埋入

STEP03 人工歯根の埋入

骨の硬さに問題がないことを確認し、インプラント1次手術を行います。歯ぐきを切開し骨に穴をあけて人工歯根を埋め込み、歯ぐきを縫合します。
※6ヶ月の治癒期間を置き、2次手術へ移ります。

治療内容 歯ぐきの外側を切開して上顎洞側壁骨の一部をくりぬきます。そして、専用器具を挿入して上顎洞粘膜を洞底部から剥離し、骨補填材を注入するスペースを確保するために上顎洞粘膜を挙上します。上顎洞粘膜を押し上げてできたスペースに骨補填材を注入し、切開した歯ぐきを縫合します。
※骨補填材が成熟し硬くなるまで6ヶ月の治癒期間を置き、インプラント1次手術を行います。
骨の硬さに問題がないことを確認し、インプラント1次手術を行います。歯ぐきを切開し骨に穴をあけて人工歯根を埋め込み、歯ぐきを縫合します。
※6ヶ月の治癒期間を置き、2次手術へ移ります。
インプラント治療の症例
CASE1
CASE2
CASE3
  • CASE3
  • CASE3
CASE4
  • CASE4
  • CASE4
CASE5

歯列矯正の併用による治療

歯周病を改善するための環境を作るための歯列矯正

歯周病の治療には、歯周病菌が蓄積しやすい箇所を減らしていく必要があります。ところが歯並びが悪いと、場所によってはプラークが溜まりやすくなり、治療による改善具合にも影響してくるのです。

このため、歯列矯正で歯並びを改善することによって、歯周病の治療にプラスとなるように環境を整えています。

歯周病で移動してしまった歯を正しい位置に戻すための歯列矯正

歯周病で移動してしまった歯を正しい位置に戻すための歯列矯正

歯周病によって歯が動揺し始めると、歯は徐々に移動を始めます。重度の歯周病に進んでしまうと歯が大きく移動し、噛み合わせが悪くなり、さらに歯周病を悪化させるといった悪循環に陥ることも少なくありません。

歯列矯正によって歯を正常な位置に戻すことは、歯周病の改善にプラスに働く場合があるのです。

予防・メインテナンス

予防・メインテナンス

雑誌『PRESIDENT 2012.11.12号(プレジデント社発行)』において、「『リタイア前にやるべきだった・・・』後悔トップ20」という記事が掲載されました。その中で、「もっとも後悔している」と答えた人が多かった意見が、「歯の定期検診を受ければよかった」というものでした。

このアンケートは、シニア1,000人から集めたアンケート結果をまとめたものです。70~74歳の層では283ポイントと断トツで、約3人に1人の方が「歯の定期検診を受ければよかった」と答えています。

歯の悩みは年齢を重ねれば重ねるほど、深刻になるようです。しかし、失った歯は決して元には戻りません。年齢を重ねてから後悔しなくてすむように、歯科医院での予防・メインテナンスを心がけるようにしましょう。

せっかく治療したのだから、メインテナンスで再発防止を

予防・メインテナンス

せっかく治療したのだから、メインテナンスで再発防止を歯周病を治療して健康な状態になっても、歯周病の原因であるプラークがまた付着し、そのまま放置していると、歯周病は再発してしまいます。
アメリカはフロリダのマグヌソン教授の実験では、歯周ポケットの中から細菌を除去(麻酔下でのスケーリング)した後、歯の上にまた細菌が付着すると歯周ポケットの中の細菌が、4~8週間でまた増えてしまうことがわかっています。つまり治療した後、しっかりとしたメインテナンスを定期的に受けないと、歯周病が再発してしまうことを意味しています。

引用:歯肉縁上プラークの存在下では、歯肉縁下細菌叢がすぐに(4~8w)再定着した文献

引用:歯肉縁上プラークの存在下では、歯肉縁下細菌叢がすぐに(4~8w)再定着した文献
Magnusson,I.,Lindhe,J.etalJ.Clin.Periodontol.,1984

プロによる定期的なメインテナンスが鍵

予防・メインテナンス

歯の表面に細菌が付き始めてからそれが塊となり、さらに強い歯周病菌が現れるまでの期間は3ヶ月といわれています。

このことからも、お口の健康を維持するためには、最低3ヶ月ごとに歯科医院でプロによるメインテナンスを受けて、自身での歯磨きでは除去しきれない部分まで、しっかりクリーニングしてもらう必要があります。これによって常に健康な状態でいられるようにできるのです。悪くなってから治療を受けに来るのではなく、治療を受けないために定期的なメインテナンスを受けることをおすすめします。

PMTCとは

  • PMTC
  • PMTC
  • PMTC
  • PMTC

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、プロが専用の機器を使用して歯のクリーニングをすることをいいます。
自身でのハミガキだけでは、どうしても取りきれない部分の歯垢、バイオフィルムを除去します。
PMTCはこの他に、むし歯や歯周病の予防とそれらを早期発見する役割もあります。

エアフローについて

予防・メインテナンス

茶渋やタバコのヤニなどのステインが強く付いている方には、通常のクリーニングだけでは完全に除去できない場合があります。
ジェット噴流を使った“エアフロー”はそんな場合に威力を発揮します。
これは炭酸水素ナトリウム(重曹)やグリシン(アミノ酸の一種)などの粒子をウォータースプレーで吹きつけ、歯の表面に付着したしつこいバイオフィルムやタバコのヤニ、コーヒーなどの汚れを吹き飛ばしていきます。
使用後は、歯の表面に汚れの再付着を防ぐためにPMTCで歯の表面をツルツルにしていきます。